コラム

インフォームドコンセント~説明と同意~

2017.4.7 心理
  • メンタルケア心理専門士(R)
  • 心理カウンセラー
  • 心理

 

医療機関での医師は患者に対して説明と同意によって、診療や検査を行います。
例えば、疾患名を明確にする場合検査を行いますが、触診やレントゲン、血液検査等の簡易な検査では口頭で検査する旨を患者に伝えます。

しかし、侵襲(生体に傷をつける事)を伴う検査、処置、治療の同意確認として患者からの同意書が必要です。
その同意ももらうためには説明が必要です。
どのように、どんな方法、危険性や副作用、効用など患者に理解してもらえるように説明を行います。
その説明に納得して同意書をもらいます。

例えば、医師が入院で加療が必要であると判断した場合は外来担当医が外来時の入院予約時に入院の計画書(入院診療計画書)を作成して患者に説明し、説明医師欄に医師が署名し患者へ渡します。
その説明を受け、納得した場合に入院届に患者の同意として患者自身が同意署名を行います。
入院時に様々な検査などでカテーテルや生研検査や手術等、侵襲を伴う場合はその都度、患者の同意書を必要とします。
その同意を得るために、その検査や手術に関しての詳しい説明が必要となります。
このように患者と医師が説明と同意によって治療等が行われます。

医療機関では様々な診療にて検査や治療が行われるため、様々なパターンでの説明と同意のための規則やその都度の書類等多くあり、医師だけではなく医療に携わるすべての人たちが理解しその業務を行ったり、手続き等を行わなければなりません。
それに関わるのは医師はもちろん、看護師、検査技師、治療に携わるメディカルスタッフ、事務部門スタッフ、医師事務作業補助者等です。

 

 

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この記事を執筆・編集したのはTERADA医療福祉カレッジ編集部

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